9月に入り少しずつ過ごしやすい気候になってきましたね。8月は台風も各地で多く大変な月だったのでこれ以上被害が拡大しないことを祈るばかりです。
夏も終わり浴衣の時期が過ぎたので、「紬の着物」をディスプレイしてみました。
上品な色の着物にあずき色の総柄の名古屋帯を合わせてみました。
紬とは紬糸で織ったものです。
紬の特徴は糸の太さが不揃いの糸で織る為光沢はありません。しかし絹織物の独特な渋さがあり、着れば着るほど肌になじんできます。
また全国各地で紬は織られているので、地方によって風合いなどが違うのもまた面白く、奥深いなと感じます。
ここ山形でも米沢紬や長井紬などがありますが、近年織る職人さんが減ってきているので紬の値段も上がってきているそうです。
ずっと未来に残しておきたい貴重な物ですよね。
帯結びは「銀杏太鼓」です。普通のお太鼓より少し華やかに変化をつけてみました。年齢問わず、小紋にも結べる帯結びです。
単衣の紬を着てお出かけしてみてはいかがでしょうか?